地震に負けない棟施工
2009年8月11に起きた地震!!多くの瓦屋根の被害がありました。しかし数年前から地震による瓦離れが進み、今までの施工では耐えられないと、(社) 全国瓦工事業連盟では、耐震、耐風工法(ガイドライン工法)を発案いたしました。実物大の実験では、阪神淡路大震災以上の揺れにも耐えらることが、立証さ れました。
資材の進化!!施工技術進化!!
今回の地震で多くの棟が崩れてしまいまた。桟瓦の上に粘土質の土で棟の”のし瓦”を積み上げていました。棟の瓦も銅線で縛ったり、縛ってなかったり・・・!!
屋根土も劣化が進みポロポロになっていました。
しかし現在では”南蛮シックイ”を使用しています。耐久性も屋根土と比べて飛躍的にあがっています。増田瓦工事店では”オール南蛮シックイ”仕様で棟の施工をします。
また、屋根と棟を金具(強力棟金具)でガッチリ!!
施工手順
まず、棟を解体します。そして瓦の下の野地に強力棟金具をステンレスビスで取り付けます。
施工手順2
南蛮シックイを置いて一段目の棟を積みます。もちろんのし瓦はすべて銅線で結びつけます。一段目を取り終えたら強力棟の穴の間に鉄筋を通します。鉄筋にはのし瓦の銅線を結び、万が一棟が崩れてしまうような地震が起きても落下しない工法になっています。